打ち合わせを重ねるうちに、どうもこの担当者とは話がかみ合わない。こちらの希望を聞いてもらえていない気がする。かといって会社そのものが悪いわけでもなく、ここまで進めてきた話を白紙に戻すのも気が重い。担当の方を変えてほしい、とは言ってよいものなのでしょうか。
先に結論をお伝えします。担当者の変更は、申し出ていただいて結構です。受けるのはご本人ではなく、その上司の方になります。
この記事は、住宅設備建材メーカーでハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当している立場から書いています。できれば契約の前に。言いにくさを減らす伝え方までお伝えします。
直美さん 担当の方を変えてほしいと言ったら、角が立ちませんか。
ナビ 立ちません。合わない方に大事なご自宅を任せるほうが、よほどこたえます。上司の方へはっきりお伝えください。
- 担当者と話がかみ合わない
- 変更を頼んでよいか分からない
- 言い出すと角が立つか心配
- 打ち合わせがやり直しになりそう
- 工期が延びないか気になる
担当者の変更は申し出てよい

いちばん気になるところからお答えします。担当者の変更は、基本的にできます。申し出を受けるのは、その担当者の上司です。
そんなに多いご相談ではありません。けれども実際にあることで、珍しがられるようなものでもないのです。合わない相手に大事なご自宅の工事を任せるのは、それだけでこたえます。
ここでは三つに分けて見ていきましょう。変更ができる仕組み、申し出てよい理由、そして変えられない場合の話です。
変更は基本的にできる
まず仕組みです。担当者を変えてほしいという申し出は、その担当者の上司が受けます。
ご本人に直接言わなければならない、ということはありません。会社としてお客様の工事を預かっていますから、誰が担当するかは会社の側で決められることなのです。
ですから、申し出の宛先は上司の方になります。店長や責任者の方へ伝われば、そこから先は社内の段取りです。頼み先による違いはリフォームはどこに頼む?にまとめました。
申し出てよい理由
次に、遠慮しなくてよい理由です。合わない担当者と大事なご自宅の工事を進めるのは、ストレスになります。
リフォームは打ち合わせを何度も重ねて進むものです。その時間がずっと気を張るものになってしまうと、決めるべきことも決めきれません。満足のいく仕上がりから遠ざかってしまいます。
会社の側も、そこは分かっています。申し出ていただいてかまわない、というのが現場の受け取り方でしょう。打ち合わせの回数はリフォームの打ち合わせは何回?をご覧ください。
一人のお店は会社を変える
ひとつだけ、変更ができない場合があります。担当者が一人しかいないお店です。
ご近所の小さなリフォーム店では、ご相談から現場の管理までを一人で受け持っていることがあります。社内に代わる人がいませんから、担当を替えるという話が成り立ちません。
このときは、依頼するお店そのものを変えるしかありません。それが心残りに思えるなら、見分け方をリフォーム会社の選び方で確かめてから選び直してはいかがでしょうか。
伝えるのは契約の前がよい

では、いつどう伝えるか。おすすめするのは契約の前です。
どちらのタイミングでも申し出はできます。それでも前のほうがよいのは、契約が工事の内容と金額を決める行為でもあるからです。納得と信頼のできる相手と交わしたい書面でしょう。
順にお伝えします。言い方、契約の前にすすめる理由、そして契約のあとで気づいたときの話です。
はっきり伝えるのが早い
まず言い方です。担当を変えてもらうためには、はっきりと伝えたほうがよい。ここは遠慮しないほうが通ります。
やわらかく濁した言い方では、要望として受け取ってもらえません。少し気になることがあって、で終わってしまうと、担当者の手元で話が止まってしまうこともあるのです。
ですから、担当を替えていただきたい、と目的そのものを言葉にするのが早道になります。角が立つのを恐れて曖昧にするほど、かえって長引くものです。要望の伝え方はリフォーム要望の伝え方にあります。
契約の前にすすめる理由
次にタイミングです。違和感を覚えたら、契約の前に申し出ていただくのがよいでしょう。
契約は、工事の中身と金額を決めて書面にする行為です。その大事な一枚を、気を許せない相手と交わすことになってしまいます。言い出しにくくなるのも、押印を済ませてからなのです。
納得と信頼のできる担当者と進めること。これがリフォームの満足度を大きく左右します。契約のあとで変えられる範囲はリフォームは契約後に変更できる?にまとめました。
契約のあとでも申し出てよい
もちろん、あとから気づくこともあります。契約のあとに申し出ていただいてもかまいません。
実際、契約の前に替わる場合もあとに替わる場合も、どちらもあります。工事が始まってから相性が見えてくることもあるでしょう。手遅れということはないのです。
ですから、変えてほしいという思いが出てきたそのときに伝えるのがいちばんよい形になります。ためらっているあいだに決めごとが進んでしまうほうが、あとで困ります。

引き継ぎと変わったあと

変えたあとが心配、という声もあります。打ち合わせの内容は引き継がれます。最初からやり直しにはなりません。
ここがいちばん気にされるところでしょう。何度も話したことをもう一度説明するのかと思うと、申し出る気も失せてしまいます。そうはならないので、ご安心ください。
三つに分けてお伝えします。引き継がれるもの、工程への影響、そして打ち合わせをやり直したいときの話です。
打ち合わせの内容は引き継がれる
まず引き継ぎです。それまでの打ち合わせの内容も提案書も、きちんと引き継がれます。
会社としてお預かりしている案件ですから、やりとりは記録として社内に残っています。新しい担当者はそれを読んでから引き継ぐことになります。ご要望を一から聞き直す形にはなりません。
もし伝わっていないところがあれば、その場で足していただければ結構です。紙に残っているものは強い。提案書の見どころはリフォームの提案書はどこを見る?をご覧ください。
工程に影響しないのがふつう
次に日どりです。そのまま引き継がれますので、工程に影響しないのがふつうになります。
担当者が替わっても、商品の発注や職人さんの段取りは会社の仕事として進みます。工期が延びることを心配して、申し出をためらう必要はないでしょう。
急ぎの工事でも同じことです。完成したい日があるなら、その日を伝えておけば逆算して組み直してもらえます。工期の見当はリフォームは住みながらできる?にあります。
納得できないときは打ち合わせから
ただし、例外もあります。いまの工事の内容に納得されていない場合は、打ち合わせからやり直すこともあります。
担当者が合わなかったということは、ご希望が形になっていないことも多いのです。そのまま引き継いでも、同じ心残りが残ってしまいます。
ですから、もう一度打ち合わせからお願いしたいと伝えていただいて結構です。遠回りに見えて、仕上がりはそのほうが近くなるでしょう。見積書の読み方はリフォーム見積書の見方をどうぞ。

担当者の変更によくある質問

ここからは、申し出る前によくいただくご質問にお答えします。言い出しにくいところから順に並べました。
角が立たないか
角が立つことはありません。会社としては、ふつうの申し出として受け取ります。担当者の側に行き届かないところがあった場合は、本人が反省し、次からのお客様への対応を改めるよう指導が入ることになります。お客様が気を悪くされたまま工事が進むほうが、会社にとっても困るのです。
言い出しにくいときの言い方
理由を長く説明しなくて結構です。担当の方を替えていただきたい、とだけ伝えれば足ります。相性のことですから、どこがどう悪いと並べる必要はありません。伝える先は上司の方で、電話でもメールでもかまわないでしょう。言葉の選び方はしつこい営業を断る言い方7選にまとめました。
替わった担当者はどうなるか
担当から外れて、別のお客様を受け持つことになります。非があった場合は指導が入りますが、それは会社の中のことで、お客様が気になさることではありません。お伝えいただいたことが、その方の次の仕事に生きると考えていただければと思います。会社そのものをお断りしたいときの伝え先は、知り合いに紹介されたリフォーム会社は断れる?に書いています。
工期は延びるのか
延びないのがふつうです。引き継ぎは社内で済むので、工程はそのまま進みます。発注を済ませた商品の納期も変わりません。ただし、打ち合わせからやり直したいとご希望される場合は、そのぶんの日数が要ります。発注の区切りはリフォームは契約後に変更できる?にあります。
会社ごと変えたほうがよいとき
担当者が一人しかいないお店では、依頼するお店を変えるほかありません。また、上司の方に伝えても取り合ってもらえないとしたら、会社の姿勢そのものが見えたということになるでしょう。そのときはリフォーム相見積もりの取り方を読んで、もう一度何社かに当たってみてください。
まとめ

担当者の変更は申し出てよいものです。受けるのは上司の方で、打ち合わせの内容は引き継がれ、工程にも影響しないのがふつう。できれば契約の前に、はっきりとお伝えください。
- 担当者の変更は申し出てよい
- 受けるのは担当者の上司
- ご本人に直接言わなくてよい
- 合わない相手と進めるのは負担
- 一人のお店は依頼先を変える
- はっきり伝えたほうが通る
- 理由は長く説明しなくてよい
- すすめるのは契約の前
- 契約は内容と金額を決める行為
- 契約のあとでも申し出てよい
- 打ち合わせの内容は引き継がれる
- 提案書もそのまま残る
- 工程に影響しないのがふつう
- 納得できないときはやり直せる
人が替わるだけで、リフォームの心持ちはずいぶん変わります。それでも合わないなら、会社を選び直してよいでしょう。そろそろ具体的に、と思い始めた方は、何社かに相談してみてはいかがでしょうか。
会社の見分け方はリフォーム会社の選び方とリフォームはどこに頼む?、打ち合わせの進み方はリフォームの打ち合わせは何回?、希望の伝え方はリフォーム要望の伝え方にまとめました。見積もりの費用はリフォームの見積もりは無料?、届いた紙の読み方はリフォーム見積書の見方、期限は見積書の有効期限は?、増える費用はリフォームの追加費用、契約のあとの変更はリフォームは契約後に変更できる?、保証の中身はリフォームの保証は何年?をご覧ください。何社かに頼むときはリフォーム相見積もりの取り方と相見積もりと伝えると嫌がられる?、提案書の見どころはリフォームの提案書はどこを見る?が参考になります。断り方はしつこい営業を断る言い方7選と断ったのに連絡が来る理由と止め方にあります。商品を見に行くときはショールームは営業される?とショールームは予約なしでも大丈夫?をどうぞ。工事中のことはリフォームは住みながらできる?、リフォーム工事中の鍵はどうする?、工事中のお茶出しは必要?、近所へのあいさつは誰が回る?にまとめました。替え時の見当は築20年の水回りリフォーム時期、設備の選び方はお風呂リフォームの選び方、キッチンリフォームの選び方、トイレリフォームの選び方、内窓で寒さは変わる?にあります。一か所だけの工事は洗面台だけ交換できる?、食洗機だけ交換できる?、浴室の床が冷たいのは直せる?、間取りと寸法は壁付けキッチンを対面にできる?とキッチンの奥行き65センチは使いにくい?をご覧ください。


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