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【メーカー目線】リフォームの打ち合わせは何回?3回が目安

自宅のダイニングテーブルで閉じた手帳に手を添え、これからの打ち合わせの予定を思いめぐらせている女性 リフォーム会社の選び方
この記事は 約10分 で読めます

リフォーム会社に声をかけてみようと思ったとき、気になるのが打ち合わせのことではないでしょうか。何回も呼び出されるのだろうか、そのたびに半日つぶれるのだろうか、仕事を休まないと間に合わないのではないか。パートの合間に家のことを進めようとすると、回数と時間の見当がつかないままでは、最初の一歩がどうしても重くなります。

先に結論をお伝えします。お風呂だけ、キッチンだけといった一か所の工事なら、打ち合わせは3回ほどです。水回りを一式まとめて直すような大きな工事になると、5回から8回ほどに増えます。

この記事は、住宅設備建材メーカーでハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当している立場から書いています。打ち合わせのたびに何が決まり、何が次へ送られていくのかを、裏側で毎日見ている側からお伝えします。

読者代表の直美さん読者
直美さん
何回も来られると思うと気が重くて。仕事もあるので、そんなに時間が取れないんです。
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一か所の工事なら3回ほどです。1回あたり1時間から2時間と見ておけば、予定も立てやすくなりますよ。
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こんな不安はありませんか
  • 何回呼ばれるのか分からない
  • 1回にどれだけ時間がかかるのか
  • 仕事を休まないと間に合わないのか
  • 夫がいないと話が進まないのか
  • 契約してからも続くのか

打ち合わせは3回が目安

自宅のダイニングテーブルでリフォーム会社の担当者と向かい合い、落ち着いた表情で話を聞いている女性

まず、いちばん知りたいところからお答えします。打ち合わせの回数は、工事の大きさでほぼ決まります。何社に声をかけたかでも、担当者の人柄でもありません。

決めることが少なければ回数は少なく、多ければその分だけ増えます。当たり前のようですが、ここが分かっていれば、自分の工事がどちらに当てはまるのかを先に見当づけられます。

目安を三つに分けてお伝えします。一か所だけの工事、水回りを一式まとめて直す工事、そして契約を交わしたあとの打ち合わせ。順に見ていきましょう。

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一か所の工事なら3回ほど

お風呂だけ、キッチンだけ、トイレだけ。このように場所がひとつに決まっている工事であれば、最初のお問い合わせから契約まで3回ほどとお考えください。

3回と聞いて、思ったより少ないと感じた方が多いのではないでしょうか。毎週のように呼び出されるわけではありません。1回あたりは1時間から2時間ですから、合わせても半日ぶんにもなりません。

設備を入れ替えるだけの工事は、決めることがもともと絞られています。そのぶん話も早く進みます。たとえば洗面台だけ交換できる?で書いたような入れ替えなら、現場での作業も1日かかりません。

水回り一式は5回から8回

お風呂と洗面所とキッチンをまとめて、あるいは家全体を直すとなると話は変わります。打ち合わせは5回から8回ほどになるとお考えいただくのがよいでしょう。

増える理由は単純です。決める相手が増えるからです。お風呂で決めることを一式こなしたら、次は洗面所、その次はキッチンと、同じやりとりが場所の数だけ重なっていきます。

大きな工事ほど、ひとつずつ片づけていく姿勢が効いてきます。どこから手をつけるか迷っている方は、築20年の水回りリフォーム時期に順番の考え方をまとめました。

契約のあとにも1回か2回

見落とされがちなのがここです。契約を交わしたあとにも、打ち合わせは1回か2回あります。契約で終わりだと思っていると、予定の組み方を間違えます。

代表的なものが色打ち合わせです。床や扉の色柄を、見本帳を見ながら決めていきます。小さな紙の見本で選ぶことになるので、ここは実物を見た記憶が頼りになります。色をいつ決めるのか、サンプルをどう見るのかは「リフォームの色決めはいつ?」でくわしくお伝えしています。

ただし、お風呂だけといった単品の工事では、契約の前に商品を決めてしまい、そのまま発注して工事に入ることもあります。この場合、契約後の打ち合わせはありません。

1回目から3回目までの打ち合わせで決めることを縦に並べ、契約のあとに色打ち合わせが続くことを点線で示した図解
契約のあとにも、色を決める場が1回か2回あります

3回で決めること

自宅の洗面所で担当者が壁の寸法を確かめ、その様子を女性がうしろから見守っている現地調査の場面

回数が分かったところで、次は中身です。3回の打ち合わせには、それぞれ役割があります。どの回で何が決まるのかが見えていると、準備するものもはっきりしてきます。

大きな流れは、聞く・見る・決めるの三つです。1回目でご要望をうかがい、2回目でプランと見積もりをご覧いただき、3回目で仕様を固めて契約を交わします。

水回り一式のような大きな工事でも、この流れ自体は変わりません。場所の数だけ、2回目にあたる場が繰り返されていくとお考えいただければ分かりやすいでしょう。

1回目は要望と現地調査

最初の回は、ご要望をうかがうことと、現地調査が中心になります。どこが不便で、どう暮らしたいのか。そこを聞かせていただくところから始まります。

あわせて、担当者が実際の寸法や配管の様子を確かめます。この現地調査があるので、1回目はご自宅で行われるのがふつうです。片づけておく必要はありませんが、現場に近づけるようにしておくと早く済みます。工事が始まってからの鍵の扱いはリフォーム工事中の鍵はどうする?にまとめました。

この回でどれだけ伝えられるかが、あとの回数を左右します。何を用意しておけばよいかはリフォーム要望の伝え方にまとめました。建築当初の図面といまの不満、それにざっくりの予算。この三つがあれば十分です。当日どこまで見て回るのかはリフォームの現地調査は何を見るをご覧ください。

2回目はプランと見積もり

2回目に、提案書と見積書が出てきます。ここが打ち合わせでいちばん中身の濃い回です。平面図や完成予想図を見ながら、細かいところを詰めていきます。

金額が合わなければ、この回で調整します。仕様を少し落として予算に近づける相談も、ここで出てくる話です。言いにくいと感じるかもしれませんが、遠慮なく口に出していただいて差し支えありません。

紙の見方に自信がないという方は、リフォームの提案書はどこを見る?とリフォーム見積書の見方を先に読んでおかれると、この回の密度が上がります。

3回目は仕様の決定と契約

3回目で、設備や仕様を最終的に決めます。そのうえで契約書を交わし、工事の日程を調整します。ここまで来れば、あとは工事を待つだけという段階です。

この回は、できればご夫婦そろって出られることをおすすめします。聞いた、聞いていないという食い違いは、あとあとの信頼に響いてくるからです。片方だけが聞いていた話ほど、形になってから揉めやすくなります。

契約を交わしたら、もう変えられないと思われがちです。実際にはそうではありません。くわしくはリフォームは契約後に変更できる?に書きましたが、区切りになるのは契約の日ではなく商品が発注された日です。

回数が増えるとき減るとき

リフォーム店のテーブルで夫婦そろって担当者と向かい合い、落ち着いて話をしている場面

ここまでが目安の回数です。とはいえ、同じ工事でも人によって回数は動きます。そして動かせるのは、お客様の側にある条件のほうです。

打ち合わせが5回も6回も続いてしまうご家庭には、はっきりした共通点があります。逆に、3回であっさり決まる方にも共通点があります。どちらが良い悪いという話ではありません。

自分がどちらに近いかを知っておけば、心づもりができます。回数を減らしたいなら、どこに手を打てばよいのかも見えてくるはずです。

増えるのは迷いが残るとき

回数が増えるいちばんの理由は、決めきれないまま次の回に持ち越されることです。持ち帰って考えますが重なると、そのぶん打ち合わせの数も重なります。

ご家族で意見が分かれているときも同じです。その場では決まらず、持ち帰ったあとで結論が変わることもあります。こうなると、同じ説明をもう一度することになってしまいます。

意見が割れていること自体は、まったく問題ありません。割れていると最初に伝えてしまうほうが、かえって早く進みます。両方の案を並べた提案が出てくるからです。持ち越しの原因が担当の方との噛み合わなさにあるときの伝え方は、リフォームの担当者は変えてもらえる?伝え方と時期でくわしく書いています。

予算が合わないときの調整

もうひとつ多いのが、予算との開きです。出てきた金額が思っていた額を超えていると、仕様を落として予算に近づける相談が入ります。その分、回数は増えます。

これは悪いことではありません。削れるところを一緒に探す時間は、むしろ必要な時間です。ただし、やりとりが二度手間になるのは避けたいところでしょう。

防ぐ手立てははっきりしています。1回目でざっくりの予算を先に伝えておくことです。幅のある言い方で構いません。工事が始まってからの増え方はリフォームの追加費用にまとめました。

少なく済む方の共通点

では、少ない回数で決まる方はどういう方でしょうか。共通点は三つあります。ご要望と予算がはっきりしていること、決めるのが早いこと、商品へのこだわりが強くないことです。

こだわりが強くないというのは、投げやりという意味ではありません。任せるところは任せて、どうしても譲れない一点だけを伝える。この線引きができている方は、やりとりが驚くほど短く済みます。

商品を早く決めたいなら、ショールームで実物を見ておくのが近道です。見学は予約がなくてもできます。くわしくはショールームは予約なしでも大丈夫?をご覧ください。

自宅のテーブルとリフォーム店のテーブルを上から見た図で、誰が座り何を広げるのかを打ち合わせの回ごとに示した図解
場所も、そろって出る回も、決まりきってはいません

打ち合わせのよくある質問

リフォームの打ち合わせについてのよくある質問のバナー

ここからは、打ち合わせのことでよくいただくご質問にお答えします。時間や場所のことなど、予定を組むときに引っかかりやすいものを選びました。

1回あたりの時間はどれくらいか

一般的には1時間から2時間です。ただし決めることが多い回は、それより延びることもあります。とくに2回目は長くなりやすいので、前後に用事を入れない日を選んでおかれると安心です。

打ち合わせはどこで行うのか

現地調査はご自宅です。それ以外はリフォーム店で行うこともありますが、ご要望をうかがう場はご自宅になることが多いでしょう。実物を見ながらのほうが、話が具体的になるからです。ご自宅でお迎えするときの飲みものの用意はリフォーム工事中のお茶出しは必要?にまとめました。

問い合わせから着工までの期間

目安は1か月ほどです。打ち合わせを重ねる期間と、商品を手配する期間を合わせた長さになります。工事そのものにかかる日数はリフォームは住みながらできる?に、着工の1週間前までに回るご近所へのあいさつはリフォームの近所へのあいさつは誰が回る?にまとめてあります。

夫婦そろって出る必要はあるか

毎回そろう必要はありません。ただし契約の回だけは、ご一緒のほうがよいと思います。聞いた、聞いていないという食い違いを残さないためです。難しければ、決めた内容を書面で確かめてください。

相見積もりでも回数は同じか

1社あたりの回数は変わりません。声をかけた数だけ、同じやりとりが並ぶとお考えください。3社前後が扱いやすい数です。進め方はリフォーム相見積もりの取り方と相見積もりと伝えると嫌がられる?をどうぞ。

まとめ

自宅のダイニングテーブルで手帳を開き、予定を書き入れて穏やかな表情を見せている女性

打ち合わせの回数は、工事の大きさで決まるものでした。一か所なら3回、水回り一式なら5回から8回、そして契約のあとにも1回か2回。見当がついてしまえば、身構えるほどの数ではありません。

この記事の振り返り
  • 一か所の工事なら3回ほど
  • 水回り一式は5回から8回
  • 契約のあとにも1回か2回ある
  • 色打ち合わせは見本帳で選ぶ
  • 単品の工事なら契約後はないことも
  • 1回目は要望と現地調査
  • 2回目はプランと見積もり
  • 3回目は仕様の決定と契約
  • 1回あたり1時間から2時間
  • 着工までは1か月ほど
  • 増えるのは迷いが残るとき
  • 意見の割れは先に伝えてよい
  • 予算は1回目にざっくり伝える
  • 契約の回はそろって出る

回数が読めれば、動き出す日も決められます。まずは声をかけるところからで構いません。そろそろ具体的に、と思い始めた方は、何社かに相談してみてください。

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会社の見分け方はリフォーム会社の選び方、頼み先ごとの違いはリフォームはどこに頼む?にまとめています。断り方が気になる方はしつこい営業を断る言い方7選と断ったのに連絡が来る理由と止め方をどうぞ。設備そのものの選び方はキッチンリフォームの選び方とお風呂リフォームの選び方、トイレリフォームの選び方もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
ホームナビ

建築業界32年。現役で住宅設備建材メーカーに勤務し、ハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当しています。毎日たくさんの提案書に目を通す仕事です。
保有資格:2級建築士/1級建築施工管理技士/インテリアコーディネーター(ほかに宅地建物取引士試験 合格)
特定のリフォーム会社に属していない立場から、会社の選び方と見積書の見方をお伝えします。

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