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【メーカー目線】リフォームの完了検査は何を見る?キズは当日まで

リフォームが終わった洗面所で新しい洗面台に手を添えて確かめようとしている女性 リフォーム会社の選び方
この記事は 約10分 で読めます

工事が終わって、いよいよ引き渡しの日。担当の方と一緒に仕上がりを見て回ると聞いたけれど、何をどう見ればいいのか分からない。素人の自分が見て気づけるものなのだろうか。気になるところがあっても、せっかく丁寧にやってもらったのに言い出しづらい。そんな気持ちで当日を迎える方は少なくありません。

先にお伝えします。完了検査で見るのは工事が問題なく終わっているかとキズや気になるところがないかの二つだけです。そして大事なことがひとつあります。キズを申し出られるのは完了検査の日までで、引き渡しのあとでは言えなくなります。

この記事は、住宅設備建材メーカーでハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当している立場から書いています。当日に何をするのか、どこまで言ってよいのかを順にお伝えしていきます。

読者代表の直美さん読者
直美さん
完了検査って、素人の私が見て分かるものなのでしょうか。
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見るのは二つだけです。あとから言えなくなるものが一つあるので、そこだけ押さえてください。
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こんなお悩みはありませんか
  • 完了検査で何を見ればよいか分からない
  • 気になるところを言ってよいのか迷う
  • キズを見落としたらどうなるのか不安
  • 当日どれくらい時間がかかるか知りたい
  • 引き渡しのあとでも言えるのか分からない

完了検査は引き渡しの前の最後の場

リフォームが終わった洗面所の前で女性と二人の担当者が仕上がりを見ている写真

まず結論からお伝えします。完了検査は、工事が終わってから引き渡しをする前におこなう、最後の確認の場です。会社の方と一緒に仕上がりを見て回り、気になるところをその場で出していただく時間だとお考えください。

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立ち会うのは営業と工事の担当者

当日いらっしゃるのは営業の担当者と工事の担当者です。はじめての顔ぶれではなく、下見のときと同じお二人になります。

お二人には受け持ちの違いがあります。営業の担当者は書類とこれからの段取りを、工事の担当者は仕上がりと手直しの指示を受け持ちます。だから気になるところを口に出せば、直す人までその場で話が通ります。言ったことが誰にも届かないまま終わる、という心配はいりません。

同じお二人が来る下見の中身はリフォームの現地調査は何を見る?にまとめています。

かかるのは30分から1時間ほど

かかる時間は30分から1時間ほどです。半日かけて立ち会うようなものではありません。

お風呂だけ、トイレだけといった一か所の入れ替えなら短く終わります。水回りを何か所も入れ替えた工事なら、見て回る場所が増えるぶん長くなります。変わるのは工事の大きさではなく、見る場所の数です。身構えて一日空けておく必要はないとお考えください。

ここまでに何回の打ち合わせがあるのかはリフォームの打ち合わせは何回?にまとめました。

終わってはじめて引き渡し

完了検査が終わると、そこで引き渡しになります。お支払いはそのあとです。

一か所の入れ替えのような工事なら、工事が終わってからのお振込が1回きりという形が多くなります。つまり完了検査は、お金を払う前に中身を見られる場だということです。ここで言わずに済ませてしまうと、確かめる機会がないままお支払いに進むことになります。順番として、見てから払うとおさえておいてください。

お支払いの時期と回数はリフォームの支払いはいつ?に、書類のどこを見るかはリフォームの契約書はどこを見る?に書いています。

完了検査の当日にすることと引き渡しまでの流れを示した図解

ここまで終わって、ようやく引き渡しになります

当日に自分で確かめられること

新しい洗面台の水栓から水を出して流れかたを確かめている女性

専門の知識がないと見られないのではないか、と思われるかもしれません。ところが当日に確かめるところは、どなたでも見られるものばかりです。配管の中や壁の裏は会社の方が受け持ちます。お住まいになる方に見ていただきたいのは、キズや汚れがないかと、工事が問題なく終わっているかの二つだけです。順に見ていきましょう。

まず見るのはキズと汚れ

いちばん先に見ていただきたいのはキズと汚れです。扉の面、天板、床、壁の順に目を通してください。

手が触れるところと、立ったときに目に入るところが中心になります。扉は開けたり閉めたりして縁まで見る、天板は手でなでてみる、床は端のほうまで歩いてみる。この程度で十分です。明るいうちに見ることだけは守ってください。日が落ちてからでは、照明の角度によって見えなくなるキズがあります。

仕上がりの色が思っていたものと違わないか、という見方もできます。色を決める段取りはリフォームの色決めはいつ?にまとめました。

水を出して仕上がりを確かめる

次に水を出してみてください。これは工事が問題なく終わっているかを確かめるためのものです。

レバーが固くないか、水の勢いが思ったとおりか、排水がすんなり引いていくか。シャワーの付いた水栓なら、引き出して戻すところまでやってみてください。扉や引き出し、換気のスイッチも同じです。動かすものは、その場で一度動かす。これが当日いちばん役に立つ確かめ方になります。

洗面台の使いやすさのことは洗面台の高さは身長で決まる?に、浴槽の出入りのことは浴槽のまたぎの高さは選べる?にあります。

気になるところはその場で言ってよい

気になるところはその場で言ってかまいません。遠慮して持ち帰る必要はないところです。

丁寧にやってもらったのに申し訳ない、と感じる方はとても多いです。けれども完了検査は、そのために設けられている時間です。言い方に工夫はいりません。「ここが気になります」と場所を指して伝えるだけで足ります。直すかどうかを判断するのは会社の方の仕事なので、直せるかどうかをご自分で考えてから言う必要もありません。

希望の伝え方そのものはリフォーム要望の伝え方にまとめています。

言える期限は二つに分かれる

ダイニングのテーブルで白い無地の書類を両手で受け取っている女性

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。工事のあとに出てくる気になるところは、ひとまとめにはなりません。キズのように見れば分かるものと、使ってみてはじめて分かるもので、言える期限が二本に分かれます。この違いを知っていると、当日に力を入れる場所がはっきりします。

キズを申し出るのは完了検査まで

キズと汚れを申し出られるのは完了検査の日までです。引き渡しのあとでは言えなくなります。

理由は、引き渡しのあとに付いたキズかどうかを見分ける手立てがなくなるからです。工事の方が付けたのか、荷物を戻すときに当たったのか、どちらとも言えなくなってしまいます。だから当日に見る場所をキズと汚れに絞ってよいのです。あとから言えないものだけを、その場で済ませてしまう、という考え方になります。

工事中にご自宅の荷物をどう動かすかはリフォームは住みながらできる?に書きました。

不具合は引き渡しのあとでもよい

使っていての不具合は引き渡しのあとでも大丈夫です。気づいたときにすぐ連絡してください。

水のもれ、扉のきしみ、機器が動かない。こうしたものは一日二日使ってみないと出てきません。当日に見つけられなかったからご自分の落ち度、ということにはなりません。連絡先はまず工事をしてくれた会社です。商品そのもののことなら、メーカーの窓口もあります。

どこまでが保証の範囲なのかはリフォームの保証は何年?にまとめています。

住みながらなら途中でも言える

住みながらの工事なら、工事の途中でも言ってよいとお考えください。完了検査の日を待つ必要はありません。

毎日ご自宅にいらっしゃるので、組み立てが進んでいく様子が目に入ります。思っていた向きと違う、ここに付くとは思わなかった。そう感じたら、その日の夕方に工事の担当者へひとこと伝えてください。早いほど直しやすいのはどの工事でも同じです。できあがってから言うより、ずっと手数が少なく済みます。

工事中の鍵の扱いはリフォーム工事中の鍵はどうする?に、お茶出しのことはリフォーム工事中のお茶出しは必要?にまとめました。

キズと不具合で言える期限が二本に分かれることを帯で示した図解

キズは当日まで、不具合はあとからでも大丈夫です

完了検査のよくある質問

完了検査のよくある質問と書かれたバナー画像

ここからは、完了検査についてよく聞かれることをまとめます。立ち会えない日はどうするのか、書類はいつもらえるのか、手直しが出たら引き渡しは延びるのか。どれも当日の前にはっきりさせておきたいところでしょう。読み終えたら、当日はキズと仕上がりの二つを見るだけで足ります。

立ち会えない日はどうするか

日にちは相談して決めるものです。ご都合の悪い日なら、ずらしてもらってかまいません。

会社の方の都合で一方的に決まる日ではありません。お勤めの都合があるなら、土曜日や夕方でお願いできないか聞いてみてください。ご家族のどなたかが立ち会う形でも差し支えありません。

書類は当日にもらえるか

もらえます。保証書と取扱説明書は引き渡しのときに一式でお渡しします。

その場で中身を読み込まなくても大丈夫です。ただし一式がそろっているかだけは、受け取るときに見ておいてください。登録が必要な延長の保証があるものは、期限が短いことがあります。

手直しが出たら引き渡しは延びるか

内容によって変わります。かかる日数は当日に工事の担当者へ確かめるのがいちばん確かです。

その場で直せるものと、部材を取り直すものでは話が違ってきます。どちらになるのかは見てもらえばすぐ分かります。いつ直るのかと、そのあいだ使えるのかどうかを聞いておけば、予定が立てやすくなるでしょう。

工事で出たゴミは片づいているか

片づきます。工事で出た廃材は登録のある業者が持ち帰ります。

古い設備も、新しい商品の梱包材も同じ扱いになります。ご自分で一般のゴミに出すものではありませんし、処分の費用はお見積もりに入っています。当日に残っているものがあれば、その場でたずねてください。

あとから気づいたキズはどうなるか

引き渡しのあとでは、キズとして申し出ることがむずかしくなります。見分けがつかなくなるからです。

とはいえ、気づいたのなら連絡してみてください。使っていての不具合にあたるものなら、保証の範囲で見てもらえます。費用のことも含めて、まずは工事をしてくれた会社に相談するところからです。廃材と片づけのことはリフォームの廃材は自分で捨てられる?にまとめています。

キズは当日まで不具合はあとも

暖かい光の洗面所で新しい洗面台に手を置いて微笑んでいる女性

完了検査は、工事のあと引き渡しの前におこなう最後の確認の場です。営業と工事の担当者が立ち会い、30分から1時間ほどで終わります。終わってはじめて引き渡しになり、お支払いはそのあとです。つまり、お金を払う前に中身を見られる場だということになります。

当日に見るのは二つだけです。扉や天板、床のキズと汚れを明るいうちに見ること。それと水栓や引き出しを一度ずつ動かして、工事が問題なく終わっているかを見ること。専門の知識はいりません。気になるところは、場所を指してその場で言ってかまいません。

そして大事なのが期限の違いです。キズを申し出られるのは完了検査の日までで、使っていての不具合は引き渡しのあとでもすぐ連絡できます。あとから言えないものだけを当日に済ませる、とおさえておけば十分でしょう。住みながらの工事なら、途中で気づいたことをその日に伝えておくのがいちばん楽です。

この記事の振り返り
  • 完了検査は引き渡しの前の最後の場
  • 立ち会うのは営業と工事の担当者
  • かかるのは30分から1時間ほど
  • 終わってから引き渡しとお支払い
  • 当日に見るのはキズと汚れ
  • 明るいうちに見ることが大事
  • 水栓と引き出しを一度動かす
  • 気になるところはその場で言ってよい
  • キズを言えるのは完了検査まで
  • 不具合は引き渡しのあともすぐ連絡

そろそろ具体的に、と思い始めた方は、何社かのお見積もりを並べる段にすすみます。頼み方はリフォーム相見積もりの取り方に、費用のことはリフォームの見積もりは無料?にまとめました。

会社の見分け方はリフォーム会社の選び方が、頼み先の違いはリフォームはどこに頼む?が参考になります。契約のあとに変えられる範囲はリフォームは契約後に変更できる?にあります。

\ リフォーム見積もりで徹底比較 / リショップナビで見積もりを比べる PR/リショップナビ|紹介された会社に自宅を見てもらい、見積もりを受け取る流れです
この記事を書いた人
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建築業界32年。現役で住宅設備建材メーカーに勤務し、ハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当しています。毎日たくさんの提案書に目を通す仕事です。
保有資格:2級建築士/1級建築施工管理技士/インテリアコーディネーター(ほかに宅地建物取引士試験 合格)
特定のリフォーム会社に属していない立場から、会社の選び方と見積書の見方をお伝えします。

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