ショールームへ行く日が近づいて、リフォーム会社の担当の方から、ご一緒しましょうかと声をかけられた。ありがたい話のはずなのに、二人で回るのかと思うと急に気が重くなる。お断りしたら悪いだろうか、その場で決めるように言われたらどうしよう。行く前からそんなふうに立ち止まってしまう方は、決して少なくありません。
先にお伝えします。同席はよくあることで、お願いしてもお断りしても、どちらでもかまいません。リフォーム店の側から、ご一緒しましょうとお話があることも多いです。そしてご自分だけで行きたいときは、それで全然大丈夫です。
この記事は、住宅設備建材メーカーでハウスメーカーやリフォーム会社への商品提案と提案書づくりを担当している立場から書いています。一緒に行くと何が変わるのか、何社か比べている途中ならどう動けばよいのかまで、順にお伝えしていきます。
直美さん 担当の方から一緒に行きましょうと言われました。お断りしたら失礼でしょうか。
ナビ どちらでも大丈夫ですよ。ご自分だけで来られるお客様も、たくさんいらっしゃいます。
- 一緒に行くかどうか迷っている
- 二人で回るのが気重に思える
- 何社か比べている途中で頼みにくい
- その場で決めるよう言われそう
- 予約を誰が取るのか分からない
同席はよくあること

ショールームにリフォーム会社の担当の方が同席することは、めずらしいことではありません。商品を見る場をそのまま打ち合わせの場所に使う会社も、けっこうあります。ですからお願いするのも、お断りするのも、どちらも自然な形です。まずは同席がどういうものなのかを見ていきましょう。ここが分かると、行く前の気重さがだいぶ軽くなります。
リフォーム店から誘われることが多い
こちらからお願いするものだと思われるかもしれませんが、実際は逆のことが多いです。リフォーム店の側から、ご一緒しましょうとお話があります。言い出しにくいと身構えなくて差し支えありません。
理由は段取りの面にあります。商品を見ていただく日は、打ち合わせの中でも大きな節目です。その場に居合わせたほうが、話を前へ進めやすいわけです。あとから電話や書面でやりとりし直す手間も省けます。会社の側にとっても、そのほうが助かる一日になります。
打ち合わせが全部で何回あるのかは打ち合わせは何回?にまとめました。ショールームの日は、その流れの中の一日になります。
予約は担当者が取ってくれる
同席があるときは、リフォーム店の担当の方が予約を取ってくださることも多いです。日時を合わせる手間がかからないので、こちらは行く日を決めるだけで済みます。
ご自分で取りたいときも、もちろんできます。メーカーのサイトから申し込んでも、会社を通しても、案内の中身は変わりません。どちらで取ったかで、受付での扱いに差が出ることもないので、取りやすい方法を選んでください。
土日の枠は埋まりやすいので、早めに取っておくほうが安心です。予約の進め方はショールームは予約なしでも大丈夫?にくわしく書いています。イベントの日はさらに枠が取りにくくなるので、ショールームのイベントは行っていい?もあわせてご覧ください。
一人で行きたいときも大丈夫
お誘いをお断りしても、何も問題は起きません。ご自分だけで行きたいときは、それで全然大丈夫です。そう伝えたからといって、案内が雑になることもありません。
伝え方はかんたんです。まずは自分たちだけで見てきます、のひとことで足ります。理由をくわしく説明する必要もないので、気が引けるなら、その一行だけをお伝えください。断ったあとで気が変わって、次の機会はご一緒に、とお願いし直すこともできます。

行き方は上の二つです。数社がそろって同席する形は取られていません
受付で渡される紙をどこまで書くかも、ご自分で選べます。ショールームのアンケートは書かないとだめ?をご覧ください。
一緒に行くと変わること

では同席があると何が変わるのか。案内の中身そのものは、大きく変わりません。変わるのはその場で答えの出る問いが増えることです。ショールームのアドバイザーは商品のことに答えられますが、ご自宅の工事のことには答えられません。そこを引き受ける方が隣にいる、という違いになります。
壁を壊せるかがその場で分かる
いちばん大きいのはここです。レイアウトを変えられるか、いまの壁を取り壊せるかどうかの判断がその場でつきます。持ち帰って確かめずに済むので、話が早く進む場合があります。
商品を見ていると、ここに置けたらいいのに、という希望がかならず出てきます。その場で可否が分かれば、迷いを家まで持ち帰らなくて済みます。
壁付けのキッチンを対面にできるかどうかは壁付けキッチンを対面にできる?に、下見の当日に何を見られるのかはリフォームの現地調査は何を見る?にまとめてあります。
商品を見る場と打ち合わせの場をかねる
ショールームをそのまま全体の打ち合わせの場所に使う会社もあります。商品を見て、そのまま同じ建物の中で間取りや段取りの話に入っていく形です。
実物を前にしていると、言葉だけでは伝わりにくいところがはっきりします。この色、この高さ、と指して話せるのは大きいです。あとで図面を見返したときにも、あの日に触った感じが残っているので、話が食い違いにくくなります。
壁のクロスや扉の面材を決めるのは、契約のあとの打ち合わせになります。進み方はリフォームの色決めはいつ?をご覧ください。
金額はざっくりの相談まで
ひとつだけ、期待しすぎないでいただきたいところがあります。メーカーのショールームで出るお見積書は、商品代だけです。工事代は入っていません。
ショールームでご依頼いただいたプランの内容が決まってから、その商品の工事代が決まります。さらにリフォーム工事全体の費用が足されていきます。ですからその日にできるのは、ざっくりとした価格のご相談までになります。
紙の足し算のしかたはショールームは営業される?に、下見の前でも幅のある金額が出る話はリフォームの概算見積もりは出せる?にあります。
相見積もり中の行き方

ここがいちばんお伝えしたいところです。何社か比べている途中だと、同席を頼みにくく感じます。けれども相見積もりの段階で担当の方と一緒に来られるお客様は、たくさんいらっしゃいます。気まずいことではありません。ただし、やり方には形があります。順に見ていきましょう。
数社そろっての同席はない
先に申し上げておくと、数社の担当者がそろってショールームに同席することはありません。公平に見えて良さそうですが、そういう形は取られていないのです。
では比べられないのか。そうではありません。同席のしかたを二つに分けて考えると、きちんと並べられます。
相見積もりそのものの進め方は相見積もりの取り方に、先に伝えても嫌がられない話は相見積もりと伝えると嫌がられる?にまとめました。
一人で行って各社に渡してもらう
ひとつめは、ご自分だけで来場して、出たプランとお見積もりを数社に渡してもらう形です。渡してほしい会社をショールームに伝えておけば、そのように手配されます。
同じ紙が各社に届くので、見比べる土台がそろいます。会社ごとに拾う内容が違ってしまう心配もありません。
受付の紙にある会社名の欄は、決まっているなら書いておくと話が早くなります。理由はショールームのアンケートは書かないとだめ?に書きました。
1社と同席して他社に渡す
もうひとつは、1社の担当の方と同席して来場し、できあがった紙をほかの会社に渡す形です。壁のことをその場で確かめられる良さが残ります。

どちらの行き方でも、できあがった紙は各社に渡せます
どちらでも差し支えありません。壁やレイアウトに迷いがあるなら後者、まずご自分の目で確かめたいなら前者、という選び方になります。
渡した紙から出てきた提案のどこを見るのかは、リフォームの提案書はどこを見る?にまとめてあります。
同席のよくある質問

ここまででお伝えしきれなかった細かいところを、よくいただくご質問の形でまとめました。気になる項目だけ読んでいただいてかまいません。
その場で決めるよう急かされるか
商品を見に行った場で、その日に決めるよう急かされることはありません。ショールームはそもそも契約ができない場所なので、そういう場ではないのです。
ただし、工事の日程が決まっている場合は商品の発注の期限があります。いつまでに商品を決めるか、という時期は決められます。これを急かされたとお感じになるかもしれません。
変更の区切りは契約した日ではなく、発注の日です。リフォームは契約後に変更できる?をご覧ください。
一人のほうがよいのはどんなとき
ゆっくりご自分のペースで検討したいときです。隣に人がいると、どうしても時間を気にしてしまいます。
もうひとつは、ほかの方に付き合わせることに引け目を感じるときです。遠慮せず、まずは一人で、と伝えてかまいません。
同席を頼むと決めたことになるか
なりません。その会社に決めたという意味にはならないです。相見積もりの途中で同席される方も、たくさんいらっしゃいます。
担当の方との相性が気になるときはリフォームの担当者は変えてもらえる?に、お断りしたあとの連絡のことは断ったのに連絡が来る理由と止め方にあります。
工事費もその場で出るか
出ません。メーカーの紙に入るのは商品代だけです。工事代は、プランの内容が決まってからになります。
見積もりそのものに費用がかかるのかはリフォームの見積もりは無料?に、受け取った紙の有効期限は見積書の有効期限は?にまとめました。
商品はいつまでに決めるか
工事の日程から逆算して決まります。いつまでに商品を決めなければ工事に間に合わないのかを、日程を決めるときに確かめておいてください。
お支払いの時期はリフォームの支払いはいつ?に、契約書で目を通す欄はリフォームの契約書はどこを見る?に書いています。
一緒でも一人でも大丈夫

ショールームに担当の方が同席するのは、よくあることです。リフォーム店からお誘いがあることも多く、予約も取ってくださいます。ありがたくお願いして差し支えありません。
いっぽうで、ご自分だけで行きたいときはそれで全然大丈夫です。ゆっくり見たい、ほかの方を付き合わせるのが気が引ける。どちらも立派な理由になります。お断りしても案内は変わりません。
何社か比べている途中なら、一人で来場して紙を各社に渡してもらうか、1社と同席してその紙をほかの会社に渡すか。どちらかの形を選べば、きちんと並べられます。
- 同席はめずらしいことではない
- リフォーム店から誘われることが多い
- 予約は担当者が取ってくれる
- 一人で行きたいときもそれでよい
- 壁を壊せるかがその場で分かる
- メーカーの紙は商品代だけ
- 数社そろっての同席はない
- できた紙は各社に渡せる
そろそろ具体的に、と思い始めた方は、まず何社かのお見積もりを並べるところからです。頼み先ごとの違いはリフォームはどこに頼む?に、会社を見分ける軸はリフォーム会社の選び方にまとめてあります。
行く前に用意しておくものはリフォーム要望の伝え方が、お風呂とキッチンの見るところはお風呂リフォームの選び方とキッチンリフォームの選び方が参考になります。


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